ライセンサーとは、自分が有する権利(著作権)について第三者に許諾する者のことで、許諾される第三者をライセンシーと呼びます。
商品化許諾契約における、ライセンサーとライセンシーの関心事は...
ライセンサー ・・・ ライセンスによるライセンス料収入
ライセンシー
・・・ 人気キャラクターによる売り上げアップ
商品化権許諾契約は、ライセンサーにとっては自己が保有するキャラクター等を利用してもらって
収益(リクープ)をあげるチャンスになります。
また、利用してもらう機会が増えることによって、自己のキャラクターをより多くの人に知ってもらえることになります。
ライセンサーにとっては、キャラクターの商品化ビジネス(マーチャンダイジング)は
資金回収の中心となっています。
一方、ライセンシーにとっては、質の良いキャラクター、人気キャラクターを利用することによって自己の商品・サービスを多くの消費者に知ってもらい、売り上げを増やすチャンスになります。
ここで重要なことは、
売り上げを増やす(つまり、より多くの人に、多くの商品を買ってもらう)ためには、キャラクターの質や認知度、‘顧客吸引力’が欠かせませんが、そのためにはライセンサーとライセンシーが協力していく必要があります。
単純に、許諾する側
- 許諾される側、という法律上の関係だけではなく、キャラクターを一緒に育てていく、という協力関係が重要です。
あまりよくない例でいうと、ライセンス商品の質が悪いと、利用されているキャラクターまで「質が悪い」と思われてしまう可能性があります。
ライセンサーとしては、単に目先のライセンス料のことだけを考えるのではなく、いっしょにキャラクターを育てていくということに理解のあるライセンシーを選んでいくということも必要でしょう。
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