2015年6月4日木曜日

不思議に思うこと ~ 問題を解決する魔法の杖?

クリエイターをサポートする業務をやっていますと、当然のことではありますが、交流会などでクリエイターさんにお会いした際に、権利関係や契約関係のトラブル事例や悩みのご相談を受けることがあります。

どのように対応したらよいかとか、ポイント解説的なことはさせていただきますが、その後で、ちょっと不思議に思うことがあります。

著作権の登録について(2) ~ ペンネームを利用している方へ!

著作権の登録制度は、次の4つがありました。

 (1)実名の登録〈著75条〉
 (2)第一発行年の月日登録〈著76条〉
 (3)創作年月日の登録〈著76条の2〉
 (4)著作権の登録〈著77条〉

今回は(1)について説明します。

創作活動について、ペンネームなど本名(実名)とは違う名前で行っている方もいらっしゃると思います。

実名で活動する場合と、実名とは違うペンネーム等の仮名(変名)で活動する場合とでは、保護期間が違ってきます。

2015年6月1日月曜日

プロジェクションマッピングに関する著作権の概要メモ(後編)

プロジェクションマッピングに使用する映像は映画の著作物であることを前提に、権利関係等についていくつか検討してみます。

プロジェクションマッピングに関する著作権の概要メモ(前編)

プロジェクションマッピングとは、建物のような構造物や物体に映像を投影する技術です。

東京駅の駅舎に映し出したイベントや、城郭の天守閣に映し出したりするものを見たことがあると思います。

さて、プロジェクションマッピングに使用される映像作品も、創作性が認められれば著作物となり、著作権が生じます。

プロジェクションマッピングに使用される映像は、映画の著作物と考えられます。

契約の成立と契約成立の立証

契約書を作成する理由の一つとして、裁判の際の証拠となる、ということがあります。

契約は、双方の合意により成立します。
一方、裁判においては、契約書のない契約は認められにくい、ということが言われています。

この点について、契約は成立しているのに、それが認められないというは変じゃないか、ということを言われたことがありました。