2015年8月1日土曜日

商品化契約(1) ~ 「商品化権」とは

商品化契約(商品化許諾契約、商品ライセンス契約)は、キャラクターを利用した資金回収手段のひとつである商品化ビジネスを支える契約です。

ライセンサー(許諾する側)にとってもライセンシー(許諾してもらう側)にとっても非常に重要な契約です。

商品化権というのは、どのような権利でしょうか。

2015年7月31日金曜日

専門家と「魔法の杖」

クリエイターさん(だけではないかもしれませんが)が、法律の専門家に何を期待しているのか、ということを、いろいろな相談内容から思い返してみると、問題をパッと解決してくれるような「魔法の杖」のようなものを期待しているのではないか、と思ったりしています。

契約関係や権利関係で何か問題が起こっても、自分が期待するような解決をすぐに実現してくれる、「魔法の杖」...

払ってくれなかった報酬をパッと支払ってくれたり、無断で使われていると思われる自分の作品について、使用をやめさせたり、ライセンス料が支払われるようになったり...

2015年7月29日水曜日

契約書のひな型について ~ ひな型利用の注意点

契約書のひな型は、そういった本も多くありますし、ネットにもそれらしきものが出てきます。

本に掲載されているものであれ、ネットの検索で出てくるものであれ、それをそのまま利用することは避けたいですが、別の問題もあります。

それは「おいしそうな所の寄せ集め」をしてしまうことです。

ひな型Aのαという条項は、自分に都合がよさそうだから利用しよう。
あ、ひな型Bのβという条項も自分に都合がよさそうだから、これも入れておこう。

というような感じで、自分に完全に有利な内容で作り上げたと思っている契約書は、全体を通してみると大笑い(失礼...)してしまいそうな内容になっていることが多いです。

内容が重複していたり、場合によっては矛盾する条項が平気で並んでいたり...、と、契約書としては全く役に立たないものができあがったりします。

「契約書」とは、当事者の「合意」した内容を記録したものであり、自分の都合のよい内容を並べればよいというものではありません。

契約書のひな型は、どのような合意をしておくべきか、といった指針にするくらいのもので、そのまま利用したり、都合のよいところだけを持ってきても意味がないということを知っておいてほしいと思います。

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2015年7月28日火曜日

契約書のタイトル ~ 「契約書」と「覚書」

契約書のタイトルについても、時々相談があります。

契約書のタイトル、「~契約書」と書くより「~覚書」にした方がいいですよね?
という相談もよくあります。