クリエイターの皆さん、
契約書を交わしていないから、契約は成立していない、などと思っていませんか?
時々「契約書がないから、契約はしてないよ」という趣旨の話を耳にします。
もっとヒドイ(?)のは、「契約書を作ったら義務が生じるやん」と思っていたり…
そんなことはありません!!
契約書がなくても、原則として契約は成立しています。
(例外的に、合意だけでは契約が成立ない類型があります。)
契約書は、契約内容(合意内容)を書面にしたものです。
契約書を見れば、どのような契約(合意)をしたのかが分かります。
しかし、中には何が書いてあるのかよく分からない契約書(つまり、合意内容がどのようなものか不明確な契約書)を見かけることがあります。
ヒドイ場合には、契約をした当事者が、「そんなこと書いてあるなんて知らなかった!」などと言いだすことがあって、こちらが驚くことがあります。
「契約」と「契約書」は別物だと思われているフシもありますが、そんなことはありません!
「契約書」がなくても、契約が成立していたら義務は生じます!
(契約書がないと、義務が不明確になり、うやむやにしやすいという点はあります。 逆の見方をすると、権利がうやむやにされることになり、例えば本来支払われるはずの報酬が支払われなかったりすることになるのです。)
このような「契約書」と「契約」の乖離の原因は、一つにはひな形の利用があると思います。
ひな型の利用は、契約をする際にどのような合意が必要かを確認するためのチェック表のような使い方をしてほしいと思います。
○ 契約書作成のご相談はこちらから...
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