(ある分野で活動する)クリエイターさんから、よくこのようなことを聞きます。
「権利とか契約、契約書を交わしましょう、などということを言うと、仕事が来なくなる」
なるほど、実際に、このような話や、裁判までやって勝訴したのはいいけどそれ以後仕事が来なくなった、という話を耳にします。
クール・ジャパンなどと言いますが、こういったことも含めてクリエイターが直面している問題を聞いていると、クリエイターにとっては本当に「冷たい」状況なのではないか、という感じがします。
とはいえ、それでも私はセミナーなどで、「理想論ですけども」と前置きしたうえで、次のようなお話をさせていただいています。
「全てのクリエイターが、権利(著作権だけではないですが)や契約の知識を持ち、相手方にきっちり主張することができれば、クライアントはそのような観点でクリエイターを選ぶということはしなくなる。
そこで初めて、クリエイターがその能力によってえらばれるようになる、という当然あるべき姿の競争ができるようになる。」
自分にとってあまりにも不利な内容であれば、「その仕事は受けない」といえるようになってほしい。
理想論です。
しかし、そういうふうにしていかなければ業界の悪い部分は改善されませんし、クリエイターの成長もあり得ません。
だから、理想論であっても言い続けます。
そして、クリエイターさんのサポートを続けていこうと思います。
と、いうか、もっと「理想論」かましてよかですか?
「そんな条件なら、仕事受けられないよ!」と言えるクリエイターにならなければ、やっていけないよ!
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