2015年6月29日月曜日

「引用」か、「パクリ」か、「オマージュ」か?

「引用」か「パクリ(複製)」か「オマージュ」か?
この区別はたいへん難しい。


「パクリ」というのは、いわゆる「複製」で、これを無断で(許諾なく)やると「複製権侵害」になります。
(通常、複製権を侵害しているような行為を「パクリ」と言っているようです。)

「オマージュ」とは、例えば映画の一部で、過去に作られた映画の一場面を再現したりすることを言ったりします。
映画に限らず、その他の美術作品でも見られる表現手法の一つでしょう。

「オマージュ」は、それを見た人が、「あ、コレの元になっているのはアレだ」と分かります。(もちろん、誰にも知られていないような作品が元になっていて、作った本人にしか分からない、というケースもあるかもしれませんが。)

「オマージュ」というのも、ある作品の一部の再現ですので、「複製」にあたると思われます。
「オマージュ」を無断で(許諾なく)やると...!?

では、「パクリ映画」と「オマージュ映画(オマージュ作品)」の違いは何でしょうか?

「オマージュ」とは、「引用」では...?

引用についての著作権法の規定、「その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるもの」から考えると、「引用」とするのも難しそうです。

さて、「引用」か「パクリ(複製)」か「オマージュ」か?

これに対する私の考えは、どこか別の場所でお話することにします... (^^;


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